料理人が長時間労働という名の束縛から解放されて自由になる方法 今もなお続く日本料理ブームにのって更に高見へ

飲食業界では長時間労働が当たり前で特に料理人は仕事が多く、朝早くから夜遅くまで働きっぱなしの人も多いです。
ツラい連勤を乗り越えてやっとたどり着いた休日も疲れて寝て過ごすだけになってしまいます。
雇い主である企業はそんな状況でも知らんぷりで労働環境は一向に改善せず。
良い環境を求めて転職を繰り返しても結局は苦しいまま。

いつになったらこの苦しい労働環境から抜け出せるのか出口の見えないまま気合いだけで続けている人もいるでしょう。
自殺や過労死も悲しいことにこの業界でも発生しています。

しかしこのままズルズル行くのかなと諦めるのははやいかもしれません。そんな労働環境からなかなか抜け出せないのなら海外に目を向けてみるのはどうでしょう。

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沸き続ける日本料理ブーム

日本料理がユネスコの無形文化遺産に登録されたことも手伝って世界の各地で日本料理がはやっています。
また海外赴任した日本人が集まったところでも日本料理は歓迎されているのです。

私がいた上海では10年以上前から日本人の駐在者が増加し始めそれにともなって日本料理店も増加していったといいます。
しかも今なお新規で開店する企業も少なくありません。

世界の主要都市でも同じようなことが起こり日本料理人の需要は絶えません。
世界では日本料理店を開店するための料理人が足りていないのです。

アメリカでは中国系移民もはやりの日本料理店を経営

アメリカでも日本料理は人気です。
中華料理も人気なのですがアメリカ人の感覚では中華料理は安く食べられるものというイメージがあり、中華料理店を経営しても利益が出にくいようです。

一方日本料理はそこそこお金を出して食べるもの、という概念から日本料理店経営は利益を上げやすいビジネスモデルなのです。
そのためアメリカに移り住んだ中国人も中華料理ではなく日本料理を経営することがあるのです。

海外で提供される日本料理の実態

「中国料理」と「中華料理」が別物であるように日本料理も海を渡ると私達の知らない姿になっている事もあります。
カリフォルニアロールは逆輸入された料理の一つですがこのように、日本料理が海外でアレンジされることは色々な国で起こっています。
なかには日本料理とは言いがたい姿になっているものもあり、本来の姿を取り戻そうと日本の料理人を招聘する国もあるほどです。

海外に駐在する料理人の労働環境

わたしが実際上海で働いていた時では1日8時間労働、月6日休み、旧正月は1週間と国慶節は3、4日の休みがありました。
もちろん海外でも国や職場によって条件が異なりますが、話を聞く限りでは日本のそれよりは確実に働きやすいと私は思います。
私の場合、日本で働いていて労働条件がひどい時では1日15時間労働、月休み2、3日、元旦だけ休みという感じでした。
なので中国の仕事がとんでもなく楽に感じましたね。
日本にも優良企業であれば労働環境がいいところはあるのでしょうが私は残念ながら巡り会えませんでした。

ちなみに給料は訳(次の記事で説明します)あって私は中国現地の水準でもらってました。
なので日本円にすると10万ちょっと。
これでも中国の平均水準は余裕で上回っています。
でも私の上司はベテランだったもで日本でもらう給料と同じぐらいもらっていたようです。

料理人が海外で働くために必要なもの

海外に旅行に行く時はパスポートがいりますよね。
しかし海外で労働という事になればビザも必要になってきます。
そしてそのビザを取得するためには多くの場合調理師免許が必要なんです。

料理人として仕事をしてきた方でも意外に調理師免許を持っていない方もいます。
料理人として働いていると突然海外からお声がかかる事もあるので早めに取得することをおすすめします。
それから料理人としての腕ももちろん必要です。
和食専門の人なら問題はないでしょうし、もしイタリアンや中華の料理人でも日本料理にある程度理解があれば場合によっては大丈夫なはずです。
わたしも日本料理はほぼ素人でしたけど上海に行っちゃいました。

あとは言語の問題です。
これはどこの国に行くにしてもある程度は勉強しておく事をおすすめします。
ある程度レベルがあれば、現地にいったらすぐ上達するようになりますよ。

海外求人の探し方

私の場合は知人の紹介でした。日本料理人の間では海外お誘いの話も結構あるみたいです。
他には海外に特化した求人サイト。
探してみると国を選ばなければ結構件数があります。条件もいろいろあるのでのぞいてみてはいかがですか。

グローバル社会が進む現在、さまざまな日本企業が海外に拠点を持ったり、逆に海外の企業が日本に参入ししてきています。
一般的な企業で働く人の3分の1が海外に派遣されたり英語を使って仕事をしたりと、仕事の上で国外と何らかの関わりがあるようです。
そんな国際化社会に料理人もまきこまれやすくなり私自信も突入しました。

海外で働けば労働条件が改善されるばかりでなく必然的に言語も覚える事になるので人生に新しい道がひらく事になります。
もし海外に行く事になったら是非チャンスをにぎって欲しいと思います。

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