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長時間の立ち仕事をする飲食業界では腰痛よる悩みがつきものです。腰痛の原因はいろいろありますが、ここでは痛みやにしびれをともなう「座骨神経痛」についてみていきましょう。

  座骨神経痛の症状

 ・しばらく歩いていると、つっぱって歩けなくなるが、数分しゃがんでいると歩けるようにな る。
 ・足の甲から足首にかけてしびれる。
 ・常にお尻や足にしびれや痛みがある
 ・痛くてずっと座っていることができない
 ・急性の症状では歩いたり座ったりすることが困難であったり、夜も眠れない程の痛みが出ることもある。
 ・足がつりやすい。        など

  座骨神経痛の原因

座骨神経痛は座骨神経というお尻から足先にかけて走る太くて長い神経に何らかの障害があることで発症します。

一般に中高年に多く見られますが、長時間の立ち仕事や重い物を持ったりする飲食業では若い人でもなってしまうことがあります。

長時間の立ち仕事や前かがみの姿勢、重い物を持つことで腰椎に過度の負担がかかり、座骨神経が圧迫され下半身に痛みやしびれを引き起こすのです。
年齢が若い場合は椎間板ヘルニアが骨神経痛の原因となり、高齢であれ腰部脊柱管狭窄がその原因となることが多いです。

お尻から足の指先の根元にかけ全体に感じるものもあれば一部だけしびれや痛みを感じのものもあります。また腰痛と複合した痛みを感じることもあります。
 

  治療

接骨院や整形外科などで治療を受けることが可能です。整形外科では内服療法やリハビリの治療が中心となります。症状がひどい場合はブロック注射や手術を受けることになります。
接骨院では温熱療法やマッサージを中心にした治療が行われています。

  職場での座骨神経痛予防法

仕事中の予防としては体重をかける足を頻繁に変えて負担のかかり方を分散する、包丁を使う時などに作業台の高さが自分に合っていなければ、まな板の下に物を入れて高さを調節するなど工夫することで腰の負担を軽くすることができます。また物を持ち上げる時もしゃがんでから顔を上に向け持ち上げるなど姿勢に気をつければある程度のリスクを回避できます。
一般に座骨神経痛は普段の生活習慣を見直すことでも予防、改善できるようです。日頃の運動や肥満に気をつけたり筋肉をつけ腰の負担を軽減することができるのです。

日頃忙しい飲食業従事者は仕事に支障がない程度であれば治療を後回しにしがちです。しかし治療をすると意外に速い段階で症状が改善することもあるんです。早めに医師に相談して治療や予防を行うのが得策と言えます。