厨房の床がぬれてもいないのに足に冷たさを感じるその訳とは

厨房の床を水で流したり作業している間に床が濡れていてその上で作業していると足が冷たく感じることはありますよね。コックシューズも防水で足が直接濡れているわけではないのにそこに立っているだけで足が冷えてきてしまう。冬場の空調設備がしっかりしていない厨房では特にそうなのではないでしょうか。気温が低くて床が濡れていれば足の温度がどんどん奪われてしまうものです。しかし床が濡れているわけでもなく足が冷えていると感じられることはありませんか?冬場でもなく熱い夏の厨房でも冷えていると感じられるようであれば何か別の原因があるかもしれません。

  運動不足

料理人は体を動かして働くので運動不足にはならないように思われがちですが、実際はそうでもないことがあります。調理場では効率を重視するため自分の持ち場を中心に狭い範囲で作業することが多いはずです。そのためたとえ忙しい時でも歩いている距離は歩数にすると実はそれほどでもないことがあります。

厨房は火を使い続けるため気温が高くなりやすく汗もよくかき運動できているようなイメージがあります。また料理人にはたくましい腕を持った人が多く、がっしりした体格で重いフライパンでもなんなく振り続けられ運動不足とは無縁のようにおもわれます。確かに厨房で作業していれば腰から上の上半身は鍛えられやすく運動していると言えますが下半身では立ちっぱなしになりあまり動くことがないため筋肉が緊張しやすくなります。そのため血行が悪くなり冷えにつながってしまうのです。運動不足により血行が悪くなるのは体のどの部分でも起こりえますが料理人では特に足にくることのが多いのではないでしょうか。

ヘルニア

飲食業従事者がよくなりやすい椎間板ヘルニアも足の冷えにつながることもあります。重い物を持ったり、腰に負担がかかりやすい姿勢で作業することが多いため、椎間板ヘルニアは職業病の一つと言えるでしょう。腰の神経がヘルニアに圧迫されることによって神経異常をおこし冷感につながっていると考えられています。

ストレス

足の冷える原因のはストレスが関係していることもあります。労働時間が長かったり上下関係の厳しい飲食業ではストレスはたまりやすいものです。またピーク中など忙しい時は押し寄せる来客やオーダーに追われたりしてプレッシャーを感じやすく精神的に疲労します。ストレスのかかり過ぎは自律神経のバランスをくずし血流障害をまねくこともあります。血流が悪くなると体の隅々まで酸素や栄養素が届きにくくなり代謝が低下してしまうのです。代謝の低下は冷えにつながり交感神経も緊張させさらに冷えやすくなってしまうのです。

足の冷えの原因は色々ありますが考えてみると思い当たることがあるのではないでしょうか。このような原因ではただ足を温めるだけではなく、それぞれの原因を解決することによって改善することが多いようです。

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