毎回ミルクを飲ませるたびにゴホッゴホッ!!と苦しそうにむせるうちの双子。
そんな二人を見ながら、なんとかむせさせないように飲ませる方法はないか私はずっと試行錯誤してきました。
なかなかうまくいかずミルクをあげるのが怖くていやになった時期さえありましたが、ようやく成果と言えそうな飲ませ方を発見したのです。
むせる原因と状況
うちの子供も生まれたばかりの頃は飲む量が少なかったり飲む力が弱かったためかむせることは一切ありませんでした。
生後4,5週間頃からでしょうか、ミルクをあげるたびにむせるようになり一度のミルクで少なくとも1回、多いときでは3、4回むせてしまうこともあったほどです。
以下がむせる原因と状況です。
・飲ませ始め
作ったミルクを適温に冷まし、哺乳瓶のふたを閉めてすぐあげるというのが一連の流れかと思いますが、この時の哺乳瓶のふたを閉めたばかりだと空気圧が上がりミルクが出やすくなっています。
通常なら哺乳瓶を反対にしても出てこないものでも、ふたを閉めてすぐに傾けるとちょろちょろと出てくることがあるのではないでしょうか。
時には赤ちゃんの顔にプシュッと勢いよくミルクスプラッシュなんてこともあるはずです。
出てくるミルクは大した量ではないかもしれませんが、それでも赤ちゃんにとっては影響が大きいようで想定異常に流れ込むミルクによってむせてしまうことがあります。
・お腹がすいている時
お腹がすいて急いで飲んでしまうからだと思いますが、一口二口でゴホッと激しくむせることがよくあります。
・姿勢が悪い
飲み込む時に頭が体に対してまっすぐでないとむせやすいです。
大人でも上下左右に首を曲げて物を飲み込んでみると喉をとおりにくいです。
・鼻が詰まっている
鼻に鼻くそや鼻水がたまり呼吸がしにくい時のミルクもむせやすいです。
・一気に飲ませる
赤ちゃんは飲んでいる最中、休憩し息継ぎをすることもありますがこれがうまくいかずむせてしまうことがあります。
一気飲みによって止めていた呼吸を我慢できなくなり飲み込んでいる途中にしてしまうからだと考えられます。
・口から溢れるとき
しばらく飲ませていると口に吸い込む量が飲み込む量を上回るためか口から溢れてきます。
こうなると赤ちゃんは呼吸をしたくてもミルクを飲み込みきれずむせてしまうようです。
・乳首があっていない
赤ちゃんの成長に合わせて哺乳瓶の乳首も変えなければいけません。
シリコン乳首に空いている穴が大きいとほ哺乳瓶を傾けただけでミルクがしたたってきますが、これは赤ちゃんによってはむせる原因になります。
私がやっている飲ませ方
むせないミルクの飲ませ方をあれこれ模索しているうちにたどりついたのがこの方法です。
以前飲ませ方は上の原因を全く考慮しておらず毎回むせさせてしまっていましたが今では9割がたむせなくなりました。
以下に説明していきますが赤ちゃんの鼻づまりはあらかじめ解消し、健康面でも問題ないことが前提です。
・飲ませ始め
むせやすい飲ませ始めは一気に飲ませるのではなくちょびちょびとなめさせるようにします。
哺乳瓶からミルクが出やすいことも考え少し口に入ったなと思ったらすぐ口から取り出します。
これを3、4口繰り返すころにはミルクが哺乳瓶から空気圧によって出やすくなることはなくなりはずです。
あといつものように乳首をくわえさせ飲ませていきます。
・少しずつ飲ませる
あまり長く飲み続けているのもむせる原因になってしまうので頻繁に休ませます。
私の経験では赤ちゃんが4口以上飲むとむせる確率が上がるので多くて3口まででやめさせています。
さらにカタくいくなら2口が理想で、これだと突発的なむせも少なくなる気がします。
・休ませるときの注意点
休ませる時に哺乳瓶を赤ちゃんの口から引き抜くと思いますが、この時もむせさせないようにタイミングをみはからわなければいけません。
むやみに引き抜くと急に空気が口に入るためか、むせさせることになってしまいます。
赤ちゃんがミルクを飲むときの口は同じ動きを繰り返しているように見えますが、よく見てみると二つの動きで構成されていることがわかるはずです。
それはミルクを口に吸い込む動作とミルクを飲み込む動作で、喉の動きなどでそれは判断できるかと思います。
飲み込んでいるときは喉が動きますし、吸い込むときはスーッと吸い込んでいる音が聞こえるはずです。
吸い込んで飲んで吸い込んで飲んでを繰り返していますが、この飲み込んでいるときを見計らって哺乳瓶を引き抜きます。
また引き抜くときもいきなりではなく、まずは哺乳瓶をかたむけミルクがでないようにし、それから口から取り出すようにします。
もし飲み込んでいる時意外に引き抜くと赤ちゃんの口にもろに空気が入りむせてしまうことがよくあります。
↓↓↓飲ませ方の動画をアップしました!!
このようにして2、3口飲んだら引き抜きを繰り返していきます。
一回の飲む口数が少なければ少ないほどむせる確率は少ないようですが、飲ませる時間がかかりますし、哺乳瓶を引き抜くタイミングを間違えないとも限りません。
時間と効率を考え3口で止めるのがベストかと思います。
哺乳瓶の乳首について
上の方法でもむせることが減らない場合はシリコン乳首が赤ちゃんに合っていないかもしれません。
シリコンの乳首は色々なものがあり、ミルクの出る穴の大小や硬さがまちまちです。
穴が小さいものや硬いものを選べばそれだけミルクが出にくく、むせることは少なくなるでしょう。
しかしあまりにも赤ちゃんの吸う力に合っていないと飲むのに時間がかかるだけでなく、ミルクの出が悪すぎて赤ちゃんが怒ってしまうこともあります。
私も硬いものを買って試しましたが、出が悪く飲ませるのにも普段の十倍ほど時間がかかりました。
爪楊枝で穴を広げたり、余分にいくつか空けると出は多少良くなりましたが、シリコンが破れて誤飲の原因になってしまうかもしれないと思い使うのをやめました。
残りの1割の原因
この飲ませ方でうちの双子がむせることはほとんどなくなりましたが、やはり突発的にむせてしまうことがあります。
たまにしかならないので原因もわかりにくく解決策も見つかっていません。
大人でもまれに飲食中むせてしまいますが、赤ちゃんもそれと同じだと考えあきらめています。
ただこの飲ませ方をするようになってからは仮にむせてしまっても激しく咳き込むのではなく、コホッコホッと軽く咳をするだけで終わることも多くなりました。
休ませて一度に飲ませる量を少なくしたため気管支に入ってしまうミルクの量が減ったからだと考えられます。
いろいろ方法を試している間、赤ちゃんがむせてしまうと心が折れそうになりましたが今は満足できる結果が出せてホッとしています。
みなさんの赤ちゃんにもこの方法が有効であることを願います。
内モンゴルの草原からでした。