内モンゴルの農村部では広大な草原を活かしいろいろな家畜が放し飼いにされています。
主な家畜は牛や羊ですがそれ以外にもいろいろ。
昼間の草原に行けば美しい景色だけでなくそれらの動物と生のふれあいも楽しめます。
放し飼いにされている動物達
各家庭で飼われている家畜はの種類はそれぞれ。
草原や農村を歩いていると頻繁に見かけるものや、あまり飼われることがないレアな動物もいます。
・ウシ
内モンゴルの農村に住む人たちにとってはウシの飼育が主な収入源になっています。
なのでその数は多く草原や村の中などどこでも歩いています。
子牛は人をあまり怖がりませんが大人のウシは近づくと逃げてしまうことが多いですが、その中でも人になれている牛は近づいても逃げず撫ぜれることも。
旅行客も近づいて写真を撮ったりしているのをよく見かけます。
・羊とヤギ
旅行シーズンでもある夏の季節は、いくつかの家庭で飼っている羊やヤギを一まとめにして面倒をみるので何百頭という群れを見ることができます。
遠くの山の上が羊の集まりで白く見えたり村の中の道が群れで塞がられていたりと面白い写真が撮れるはずです。
羊は基本的に人に慣れないのですが中には自らこちらによってくる羊もいます。
このような羊は生まれたばかりの頃によその家からもらわれてきたもので、人の手によって育てらたため人を怖がらないのです。
羊を抱くとそのお腹の柔らかさにビックリします。
・犬
農村では犬を番犬として飼っていて、他人が自分の家の敷地に入ろうとすると吠え続け主人に知らせています。
吠えながら走って向かってくる様子はちょっと怖いです。
かまれたことはありませんが油断するとガブリとやられそう。
人の家に入るときは主人が犬を抑えるのを待ってからにしています。
また村の中にもたむろしている犬がいるので注意が必要。
人に慣れない犬ってあまりかわいく見えません。
・猫
農村では猫はネズミ取りと可愛がられる専門。
ウシや羊に食べさせるトウモロコシを蓄えてあるところにはネズミが寄り付いてしまうのですが猫がそれを駆除してくれます。
そして家の中ではなでられたり餌をもらったりとかなりいい待遇。
餌も肉系が多いのでこの辺りの猫は太目なことが多いです
・馬
馬は人が乗ってウシや羊を追いかけたりするのによく使われています。
それ以外では夏のお祭りの競馬に出場したり馬乳をもらったり旅行客を乗せてまわったりといろいろ。
夏の草原に行けば馬に乗りたい旅行客のために何頭か用意されています。
・ニワトリ,アヒル
卵をもらったり食肉にしたりと自分たちの食料用に飼われています。
完全に放し飼いなのでよくあるブロイラーと比べると健康的に育っているよう。
卵も肉も味が濃い気がします。
たまにひよこを連れて歩いている姿を見かけますが愛らしいの一言。
動きが素早いので放し飼いのニワトリをどうやって捕まえるか疑問です。
・ブタ
こちらも食用。
ブタは餌を探しながらそこら中歩き回っているのでとても健康そう。
ブタの食べるものは何か知りませんでしたがトウモロコシや残飯のほか意外にも草原に生えている草も食べているようです。
こちらも数匹の子豚を連れて歩く姿は微笑ましいもの。
ブタは1度に5匹から9匹ぐらいの子豚を生むようで子連れのブタ達はかなりにぎやかです。
・ラクダ
ラクダを飼っている人はかなり珍しく私も1度しか見たことがありません。
砂漠化の進む地方では旅行客を乗せたりして活躍しているようですが、草原の広がるこの辺りではかなりレアです。
ラクダも乳をしぼって飲むらしいですがどんな味がするのでしょうか。
気になります。
草原にはこれらの人が飼っている動物の他、野生の動物も数多くいます。
日本ではなかなか見かけないものもあり旅行のとき散策すると楽しいですよ。