中国生活もいつの間にか3年目。
土地勘が全くなかった街もかなり歩き回りもう自分の庭みたいなものです。
そんな中、食べるのが好きな私はいろいろ食べ歩きをし、何が美味しいかという認知度はもう地元の人並みになってしまいました。
そこで、私大好きな中国で食べられるB級グルメ上位3つをここで紹介!
旅行でも赴任でも留学でも中国に行った人にはぜひ食べてもらいたいです!
「蘭州ラーメン(兰州拉面)」
新疆ウイグル自治区の都市の名前をとり「蘭州ラーメン」という名前がついているこのお店。
中国の大都市だけでなく割と小さな都市でもところどころ街中でみかけるはずです。
お店はウイグル族の人達が家族ぐるみでやっていて店員さんはみんなイスラム教特有の帽子をかぶっている人ばかり。
仲間内で話している言葉も中国語ではありません。
蘭州ラーメン店内の様子↓↓↓
そんなお店で食べる「牛肉面」は日本のラーメンと違い細いうどんのような白い面とアッサリした塩味スープ。
ネギとパクチーが上に散らしてあって食欲をそそります。
牛肉からとったダシであろうスープと手作りの麺はシンプルながらもわずかな香辛料の隠し味が効いていてほんとに美味しいです。
お気に入りの牛肉刀削麺↓↓↓
普通のサイズの一杯でも麺の量が異常に多いのですが、全部食べれてしまいますし、食べたあとの満腹感は最高。
麺の種類は手で引き延ばしたラーメン(拉面)と刀削麺があるのですが、私は刀削麺の方がコシがあって好きです。
上海では一杯8元で週2、3日は食べていましたよ。
蘭州拉面はチェーン店ではないのですが、メニューはどこも大体同じで味もそこまで差はないので、「牛肉麺」はどこでも食べれます。
また麺類以外にも料理はたくさんあり、羊肉を使ったウイグル自治区の伝統料理などはちょっといいものを食べたい時にもいいかもしれませんね。
「モンゴル餡餅(蒙古餡餅)」
餡餅と呼ばれるものは中国の各地にありその作り方もいろいろです。
焼いたものや揚げたもの、中身の餡もそれぞれの土地ごとでいろいろあるようですが、モンゴル餡餅は小麦粉と水を練ったもので餡を包み薄く伸ばして油で焼いたものが主流。
中身の餡は内モンゴル特産の羊肉が主な材料でそれに芹やニラを合わせたものが一般的です。
提供されたモンゴル餡餅↓↓↓
餡を包んだものを皮を破らず伸ばすのにはかなり技術がいり、お店や作る人によっては出来が違うので時によっては外れくじをひくことも。
美味しいときはすごく美味しいのですが、そうでなければ油っぽかったり、皮が分厚く残念な食感のときもあります。
モンゴル餡餅はモンゴルの塩味ミルクティーと一緒に食べるのが定番。
大体の場合、漬物やお菓子などのおつまみと一緒に無料でついてきます
内モンゴルだけでなく北京や上海にもネットで検索すれば何件かヒットします。
大体1枚4、5元で2枚食べればお腹いっぱいになってしまうのでたくさん注文しちゃった場合は持ち帰りしましょう!
無料のモンゴルミルクティーとおつまみ達↓↓↓
「羊肉串」
ここで紹介している3つのグルメは私の中で好き度がかなり高いのですがその中でも私が一番推したいのがこれ!
中国の「烧烤店」とよばれる串焼き屋か、夜になると道ばたにでて屋台で1本4元ぐらいです。
羊肉は日本では普段食べませんし、独特の匂いがあるので苦手な方もいるかもしれませんが、中国の羊肉串なら大丈夫はず。
クミンや唐辛子など香辛料がうまく使ってあって羊肉特有のくさみは全然気になりません!
しかも中国の串焼きは日本にあるようなガスや電気の火力を使ったインチキ焼き台は使わず、炭焼きオンリーなのでおいしさは保証できます。
でも本当に美味しいのは草原で放牧された羊の肉で作る羊肉串。
内モンゴルの草原で育った羊は飼料を食べさせていないのでくさみがほとんどなく、香辛料なんか使わず塩味だけつけて食べます。
日本でも地鶏なんかは塩味だけつけてとりそのものの味を大切にしますが、放牧の羊もそれと一緒でシンプルな味付けです。
日本で一般に食べるような羊肉だとくさくて塩味だけでは絶対食べませんが、私はここに来て驚くほど美味しい羊肉に開眼させられましたね。
これは中国の主要都市ではなかなか食べることができませんが、内モンゴルのほかはウイグル地区や青海地区の放牧な盛んな地域なら必ずあります。
ちなみにこの生々しい写真の串は私が串に刺したものです。
自家製の羊肉串↓↓↓
羊肉串は日本の焼き鶏屋ではなかなかないはずなので、是非食べてみては。
反対に日本の串焼き屋さんでも取り入れてほしいです!
中国の料理は辛すぎたり油っぽいというイメージがあり人によっては敬遠しますが、この3つは日本人でも受け入れやすいはず。
しかも安価なB級グルメなので気軽に食べれるところがいいところです。
みなさんも街中を漂う香りに連れられて中国の街を食べ歩きしてみては。