最近義母の住む内モンゴルの農村からでて親戚のいる他の農村へ行ってきました。
義母や妻は親戚とのおしゃべりに夢中。
私はヒマだったのでこの村を散策することにしました。
−20℃でも雪は積もっていない
日本北部の冬では気温が0度を下回る日が続いているのであれば、必ずと言っていいほど雪がつもっているかと思います。
しかし内モンゴルではもともとの雨量が少なく一日の最高気温が−10度を下回るような季節でも雪が積もっているのをほとんど見ることができません。
このページの画像のような雪が全くないような写真でもこの時の気温は−10度を下回っています。
これは日本人の私達からすると不思議な感覚。
空も真っ青で写真では寒さが伝わりにくいとはおもいますが、実際はホントに寒いです。
川がカチコチに
あまりの寒さに幅が10メートル以上ある川がカチコチに凍っていました。
私は川が凍っているのを近場で見るのが始めてだったのでかなり感動。
氷の厚さは正確なところはわかりませんが、よくのぞいてみても氷の下を川の水が流れているのを確認できないのでそこそこの分厚さだと思われます。
もともとの川の深さは一番深いところで80〜100センチといったところでしょうか。
正確にはわかりませんが川の底まで凍っていることはないと思います。
テレビとかで湖に張っている氷に穴を開けて魚釣りをしている場面を見たことがありますが、この川ではできるンでしょうか。
氷の川に石を落としてみる
氷の上を歩いてみようとしたのですが万が一、氷が割れ川に落ちたくはないので大きな石を氷面にぶつけて硬さを確かめてみることに。
5kgぐらいの石を上に放り投げて凍った川に落としてみました。
そしたらそのまま氷がバリッと割れて石が川に沈むかなと思いきや、氷は一切割れず石は氷の上に落ちたまま。
氷へのダメージも氷面近くにヒビが入るぐらいで大したことはありません。
もう一度、今度は更に高く石を放り投げて氷面への衝撃を強くしたのですが、それでも結果は同じ。
これはどうやら自分で氷の上に立っても大丈夫のようです。
氷の川を歩いてみる
そろーっと氷の上を歩いてみました。
氷からミシミシと音がするのですが割れるような気配はありません。
なぜかわかりませんが川の氷面は真っ平らでなくところどころ波打ったりもりあがっていたりします。
靴が滑りやすかったですがゆっくりと歩けば問題なし。
初体験の凍った川の上はちょっと感動ものでした。
記念に一枚。
枝が頭刺さってますね(笑)
凍った川の上から見た景色はまあ普通です。
特だん感動することはありませんでした
モンゴル相撲の銅像
川のほとりにバスケットゴールが設置されている小さな公園がありました。
入ってみると一角には相撲をとっている姿のブロンズ像が。
相撲といっても日本のものではなくモンゴルの伝統競技のモンゴル相撲です。
白鵬や朝青龍といったモンゴル出身の力士が日本に来る前に練習したであろう姿。
ちょうど投げ技を仕掛けているところですが迫力あります。
この辺りでも夏になればモンゴル相撲の大会があり私も見に行ったことがあります。
日本の相撲のように突っ張りとか張り手はやりませんが、倒れたら負けというのは同じ。
近くでみると結構迫力ありますよ。
内モンゴルのこの辺りの最低気温はマイナス30℃を下回るので川が凍るのも納得です。
厳しい寒さの地域ですが人々はたくましく生きています。
しかし本当にたくましいと思うのは動物達。
こんなに寒いのにあきれるくらいのんびり暮らしています。
また今度書こうと思います。