ユネスコ無形文化遺産に認定された日本料理は世界各国で注目を集めていて「sushi」や「和食」が様々な国で食べられています。しかし中国本土の料理と日本の中華料理が別物であるように海外で食べられている日本料理も私たちの想像できない形で提供されていることもあり、海外に行った日本人が現地で出された日本料理を見て驚くこともあるようです。
代表的な逆輸入日本料理
カリフォルニアロールは代表的な逆輸入の日本料理といってもいいのではないでしょうか。今ではすでにポピュラーなものでしゃれたお寿司やさんや、居酒屋ではよく目にすることができます。日本の寿司が海外の感覚でアレンジされているので、日本に入ってきた当時、とても斬新なものだったはずです。寿司のもともとの形を変えただけと言えばそれまでですが、見た目をアレンジしただけでも料理は注目度が上がる可能性があるということではないでしょいうか。
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韓国から鯛焼きも逆輸入されました。1930年頃日本から韓国に渡ったとされていますが、独自の進化を遂げ最近日本に入ってきました。日本の鯛焼きのように鯛の形はしていますが口が空洞になっていてそこに餡やアイスクリームなどを詰めて売られています。また日本でもデニッシュ生地で鯛焼きを作ったりと独自の進化を遂げています。
寿司とイタリアンを融合させた料理を提供しているお店もあります。基本的には寿司なのですが、使っている食材の中には白トリュフやホワイトバルサミコなどイタリア現地のものがあるのです。イタリア料理も魚介を使ったものが多いですし素材を活かす料理も多いのでそれが寿司とうまくマッチしたのかもしれません。創作料理に分類できますがその完成度は高く新しい寿司の分野を切り開いたというべきではないでしょうか。
海外で日本料理は現地の人の味覚や感覚でアレンジされています。その感覚は日本で暮らす私たちにはありません。そのため海外で日本料理として提供さえているものを見るとその斬新さに刺激を受けることもあるのではないでしょうか。このような新しいものを見るとまだまだ現在の料理は開発の余地があるのは疑う余地がありません。