私も中国に来る前、日本で中国語を一生懸命勉強したのを覚えています。
しかし有料の講座などには応募せずほぼ独学だったので始めの頃はあれやこれやとどんな勉強方法がいいか模索する日々が続きました。
参考書を何冊も買い、毎朝ラジオで中国語講座も聞きました。
自転車に乗りながらリスニングなんていう今では警察に注意されるようなこともやってしまっていましたが‥。
とにかくいろいろやりましたが今になって思い返してみると一番よくやった勉強法はドラマや映画を見ながら勉強したことです。
私の考えですが語学の上達のコツはとにかく楽しく勉強できること。
そしてそれにはドラマや映画を見てたのしみながら学習するのが一番ではないでしょうか。
楽しみながらやらなければ持続もしませんしやる気も起きませんからね。
ここではそんな中国語の勉強でも使えるドラマを紹介。
私の選んだ最新作から中国で最近自分でも見たものを紹介します。
・2016年最新中国ドラマ「锦绣未央」
「锦绣未央」は中国の南北朝時代を舞台にしたドラマです。
実際の歴史をリメイクしたようなストーリーで中国史好きにもおすすめの作品。
キャストも「唐嫣」や「罗晋」をはじめ粒ぞろいなのでファンの人もいるんじゃないでしょうか。
歴史ものドラマは世界観や雰囲気づくりのため現代語ではなく古い言葉使いで演じられているものが多いですよね。
日本でも時代劇なんかは語尾に「ござる」をつけたりと現代では使わない言葉遣いで演じているはず。
中国もそれと一緒で歴史ものドラマは中国語学習者にはちょっとわかりにくく、言語学習には向いていないと言えます。
しかし「锦绣未央」は古代史を題材にしているのにも関わらず、台詞がほぼ現代用語の普通話が使われて演じられているので、問題なく学習のために見ることができます。
ストーリーもかなり面白いので流し見でも楽しめますよ。
歴史を知りながら中国語も勉強できる「锦绣未央」おすすめです。
「锦绣未央」第一話↓↓
・ちょっと複雑な家庭を描くコメディードラマ「家有儿女」
「家有儿女」は父親と母親、その子ども達3人が主役のコメディードラマでシーズン4までつくられた人気作品。
その家族構成がちょっと特殊で仲はとても良いのですが両親は両方とも再婚で子ども達も本当の兄弟ではないというものなのです。
そんな複雑な家庭で繰り広げられるストーリーはアットホームで身近に感じられ馴染みやすいもの。
家庭に密着したストーリーで流れもつかみやすく多少わかりにくい台詞もイメージで理解しやすいです。
またドラマの中で話されている台詞はそのまま日常会話に流用できるようなものばかり。
中国語の日常会話を勉強したい方にはピッタリのドラマです。
「家有儿女第4季1話」↓↓
・日本でも人気「转角・遇到爱」
これはちょっと古いですが名作中の名作。
「本当の恋の見つけ方」というタイトルで日本語訳もされたことがあるほどで面白くて見やすいラブストーリです。
この作品の原語版と日本語版の訳は完全に一致しているわけではくところどころ話の筋がわかりやすいように多少変えて翻訳してあるので見比べるならば気をつけましょう。
キャストは日本のマンガ「花より男子」を原作としたどらま「流星花園〜花より男子〜」にも出演したバービー・スーと、台湾の人気俳優ショウ・ルオの二人がメインです。
中国人に聞いてみるとかなりの人がこのドラマ、キャストともに知っているはずなので、話のネタに聞いてみては。
ストーリーは見てのお楽しみで。
台湾の画家を夢見る男性と突如家と財産を失った女性がドラマタイトルのとおり道の曲がり角で出会うところからストーリーが展開していくことだけお伝えしておきます。
ぜひご自分で見てみ楽しんでください。
「转角・遇到爱」第一話↓↓↓
日本語版「本当の恋の見つけ方」はU−NEXTで見放題です↓↓↓
ドラマを見ながら勉強の仕方のコツ
私の中国語学習したうちでドラマを教材にしたのはだいたい5割強といったところ。
中国語ドラマは必ず中文字幕があるので勉強しやすいですし、教材としてはネット上に無数あるので好きなものを選べるので重宝しました。
しかしどんなに教材でも勉強の仕方を誤れば時間のムダになってしまうのは否めません。
そうならないために中国ドラマで勉強する時に学習効率を高めるための私なりのコツや教訓をいくつかご紹介します。
ただこれは私の方法ですので皆さんに合うように改造してもらえればいいと思います。
・台詞の意味は100%理解する
ドラマって見るだけで楽しいので台詞がちょっとぐらいわからなくても先へ先へと見てしまいがちですが、これはNGだと思います。
ちょっとでもわからない台詞があれば一時停止して再生をやめ中国語の字幕を見ながら辞書をひいたり文法を確認するべきです。
わからないまま再生を続けズルズルといくと勉強というよりもドラマを楽しむモードに入ってしまってタダの時間のムダになってしまいます。
・早くて聞き取れなくても台詞を何回も聞いて聞き取れるまで
ドラマの中の登場人物はもちろんネイティブの方達です。
中国語の教材のようにゆっくり話しているわけではなく、かなり早口で台詞を言うので聞き取れないこともあるかもしれません。
それらはわかるまで何度も聞き直して耳を慣れさせればよいかと思います。
現地の人と会話するのであれば教科書ではない生の声のリスニング力は必須です、何度も聞くことでその言い回しは自分のものになっていきます。
・実際に声に出してみる
ドラマの登場人物の台詞に合わせて台詞を口にするのも上達の近道になります。
発音の上達や流暢に話せるようになるだけでなく、感情を込めた話し方がわかるようになるでしょう。
原語の勉強は上達すれば上達するほど次に進むのが難しくなっていくものですが、とにかく続けていれば確実にレベルアップするのは間違いありません。
お互い頑張りましょう!