2017年生まれの赤ちゃんに名前をつける時のタブーとは 鶏年に使っていい漢字とダメな漢字

中国に住んでいると現地の人に
「今度生まれる子供には日本の名前をつけるの?それとも中国の名前?」
と聞かれることがあります。

そしてある人は
「日本の名前も漢字だよね?鶏年の子だったら“中”の字や“華”の漢字を入れた方がいいよ!」
って言うのです。



「え?中華?」

って私も思いました。

いくら中華人民共和国だからって子供につける名前を中華にするものなのでしょうか‥。

そんなことを考えていると
「こういう字を入れると、子供が健康に育つんだよ!」
とのこと。



聞いているとめちゃくちゃな理論に聞こえると思いますが、よくよくその人に話を聞いてみるとなにやらわけがありそう。

聞いた話をもとに中国の検索エンジンで調べていくとおもしろい事実が浮かんできました。

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中国で重視される干支

日本でもお正月になると年賀状や街のシンボルなどにその年の干支が登場しますよね。

しかしシーズンが過ぎればいつのまにかそれらは消えてしまい人々もそこまで干支に心を置いている人はいないと思います。

街の占い師さんの中には干支で占いをする人もいますが、普通の人が年中干支を気にすることはほとんどありません。

一方中国では文化的に干支を大事にする傾向が強く、年男や年女であれば厄年のお祓いや祈祷も熱心ですし、誕生日のお祝いは平年よりも盛大にやります。

また結婚相手をえらぶ時にも干支による相性を気にしたりと、人生の一大事の時なんかも参考にされているよう。

そして新生児に命名するときも生まれたその年の干支を考慮して名前をつける人も少なくないのです。


鶏年の赤ちゃんの名前のつけ方

漢字の国である中国では日本と違いどんな漢字でもほぼ一つの読み方しかないので、名前の発音は決まってきます。

なので赤ちゃんの名前を考えるときは日本のように名前の響きはあまり重視せず、どんな漢字を使うかが重要なところです。

命名に使う漢字は赤ちゃんがどんな子に育ってほしいかを象徴しているのは日本と一緒ですが、干支という要素を命名に取り入れる時は赤ちゃんの干支と相性が良い漢字から選びます。

日本でも命名に使うような漢字も出てくるので見てみてください。


鶏年の赤ちゃんの名前に使いたい漢字

命名に使うと良い漢字はその年の干支がどんな動物でどんな性格や性質があるかが考え方の軸になっています。

今年の鶏年では、鶏が好む食べ物である穀物を表す「米、豆、麦」を含む漢字を名前に入るとよいといいます。

例えば「登、豊、栗、粋」がそうで、これは食べるものや着るものに困らない、つまり生活していくにはこまらない人になるようにという意味があります。

また「山」を含む漢字も鶏年とは相性がよいです。

これは中国の伝説で言われる、「鶏が山の上に立ち鳳凰に成長する」というところから来ていて、知恵や事業の成功を指しています。

「仙、岳、岐、両」などがそうです。

「彩、響、紀」などの「乡、采、糸」を含む漢字は鶏の美しい羽毛やとさかを表していて運勢が強く、前途有望な様子を表しています



鶏の立ち姿を形容した漢字もよく健康、活力の溢れる様子を表します。

「中、華、率、本,彰」などの中心に縦画があり、一本足で立っているように見える漢字がそうです。

これは中国武術でも使われ一本足で立つ金の鶏の意味を表す「金鶏独立」という言葉からきています。

これらの考え方の元になっている12種類の干支にはそれぞれ相性の良い干支と悪い干支があるという考えがあり「鶏」は「牛、鶏、蛇」と相性が良いそうです。

この漢字を日本で名前に使う人はまずいないと思いますが、干支を表すもう一つの漢字の「丑、巳、酉」はないことはありませんよね。

「紀」、「酒」やほぼ使われないかもしれませんが人名漢字の「醐」などもそうです。

最後に挙げるのが「有、右、存、白」等の字です。

これらの漢字は鶏が頭を持ち上げて歩くことを形容はしていて名前に含ませると健康的で福があるという意味になります。

中国で名前に使うことのできる漢字は日本よりも多いですが、これらのように常用漢字や人名漢字の中にある字もあるので参考にしてみては?

次は反対に使わないほうがいいタブーとされる漢字です。
      

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鶏年の赤ちゃんの命名にタブーとされる漢字

まず干支同士の相性で言えば鶏年は「兎、鶏、鼠、戌」とは合いません。

なのでこれらの字ともう一方の「卯、酉、子、戌」を含んでいる字はタブーとされています。

鶏同士は助け合うため相性が良いという考え方もありますが、ケンカをしてお互いを傷つけてしまうという見方もあり相性が良いと考える人とそうでない人がいるようです。

「昴、柳、尊、孔、好」などの字がそうです。

「月」の字も鶏年の赤ちゃんにはタブーとされています。

これは「肝」「腸」など肉を形容する字にあたり肉食動物ではない鶏はこれらとは合いません。

また「月」は鶏と相性の悪い「兎」を形容する字でもあり、命名に使うと失意に陥り活力がなくなると言われています。

他には鶏年には「人」、「刀」の字も合いません。

これは鶏が人の家畜として飼われ、最後は食卓に上がってしまうのもだからで犠牲や奉献を意味するからです。

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いかがでしたか?

これらは日本ではなく中国の考え方なので命名する時に使われる漢字に差がありますし理解に苦しむ内容もあったかもしれません。

しかし名前に使う漢字も全くかぶっていないわけではなく私みたいに
「参考にしてみようかな」
なんて思った人もいるのではないでしょうか。

生まれてくる赤ちゃんの名前を考えるのはとっても楽しいのですが私たちのように迷う人はとことん迷い、ネット検索しまくっている今日このごろ。

私たちも妻のお腹が徐々に大きくなってくるのを見ながらそろそろ名前を決めなければなと思うのですが、実際はなかなか決まらず後回しになり土壇場で決めるというパターンになるんじゃないかなと思ってます。

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