中国に化粧品を送るときに書くインボイス 海外の税関で止められないように書く

海外に化粧品を郵便で送る時には国内宛と違いインボイスが必要。
インボイスがなければ海外の関税で止められてしまい送り先に届かない可能性が高まります。
私もたまに中国に化粧品を送るので、その時に書いているインボイスの書き方を紹介します。

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インボイスとは

インボイスは海外に物品を送る時に必要となる書類。
相手国の税関へ申告や検査などで必要になります。
海外の税務官がこれをチェックして税金を課すかを判断するようです。
また必要があれば郵便物をあけ中身との適合性を確認することもあります。

インボイスの用紙の入手

インボイスの用紙は郵便局でももらえますし、ネット上からフォーマットをダウンロードすることもできます。
  →http://www.post.japanpost.jp/int/download/invoice.html

相手国の言語で書く

インボイスを見るのは送り先国の税関員なのでその国の言葉で書いた方がいいでしょう。
私が中国に送る際は、書けるところは全て中国語で書いています。
記事の下の方で化粧品別の中国語を紹介しているので参照してください。

インボイスの書き方

基本的には国内に郵便を送るときの郵便伝票を書くときと同じ書き方で問題ありません。
依頼主や届け先などの項目は英語が通用する国であればローマ字で書けばよいですし、中国ならそのまま漢字で書きます。
もし日本の住所にカタカナが入る場合でもそれはそのまま書いて問題ありません。

インボイスを書く際に一番つまずきやすいのは「内容品の記載」の欄のはずです。
送るものの名称を外国語に訳して書かなければいけませんし重量や単価なども書く項目もたくさんあります。
また化粧品の場合は「Not restricted,as per Special Provision A52」と長い文を記載しなければいけません。
以下に私のいつも書いているインボイスの書き方を紹介します。

内容品の記載

私はこの欄の一番始めに個人使用目的であることを示すために「Personal Use」と書き、その次の行から送る物の品目を中国語で書いています。
例えば化粧水を送るのであれば「化粧品(化粧水)」というようにです。
そしてその後に書くのが「Not restricted,as per Special Provision A52」。
これはその化粧品が航空便で送ることが可能ということを示していて品目一つずつの後ろに書かなければいけません。
→航空便で送ってもいい化粧品と「Not restricted,as per Special Provision A52」の意味

・正味重量

正味重量は品目1つずつの重さです。
計りで重さを量り小数点以下1の位までをkg単位で書きます。

・数量

品目それぞれの数量を書きます。
いつも単位は書いていません。

・単価、通過
 
品目の値段です。
単位は日本円で「¥」を表記します。

・合計額

品目の数量×単価の値段です。
単位は日本円で「¥」を表記します。

・総合計

それぞれの項目の合計を書きます。
ここで気をつけるのは正味重量の総合計です。
この値が郵便伝票の総重量と同じでなければ関税にひっかかりやすいという情報を耳にしたことがあるので私はこれを少し工夫して書いています。

通常インボイスの方の総重量は送るものの品目だけの重量になるはずです。
そしてEMSなどの郵便伝票では郵便物を入れる箱の重さも計算に入れて重量を計算し記入されます。
なのでインボイスと郵便伝票では箱の重さだけ総重量がズレることに。
これを合わせるために私はあらかじめ箱の重さも計り、インボイスに書く品目ごとの正味重量に箱の重さを少しずつ割り振って書いています。
つまりインボイスの品目ごとの正味重量は本来よりも多少重めにすることで伝票との総重量を合わせているのです。

また送る物の合計額の総合計も気をつけなければいけません。
中国の関税規定には個人使用目的のものでも1000元を越えると税金が課せられると明記されているので、これを超した金額のものを送るとスムーズに送り先に届かなくなります。
もし関税にかかりたくない場合は1000元をその時の日本円に換算して送る品物を選びましょう。

化粧品別の中国語訳

化粧品の品目の中国語訳です。
参考にしてください。

化粧品、化粧水、乳液、口紅→そのまま書いても中国で通じます。

洗顔料→洗面奶
フェイスクリーム→面霜
アイクリーム→眼霜
ボディークリーム→身体乳
ナイトクリーム→晚霜
コットン→化粧綿

漢字で書けるものであれば中国でもほぼそのままで通じます。
ややこしい品目のものはそれに近い種類でかいてもまず問題ありません。

郵便局に行って中国まで化粧品を送りたいと言うと局員に必ずインボイスを書くようにすすめられますが、中国の関税監査員は必ずしもそれを見ることはないよう。
私も中国にいる時に何度か日本からの郵便を受け取りましたがインボイスが見られた形跡がなかったことが何度もあります。
しかし万一のことを考えて私は必ず書くようにしています。

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