中国でも使える私の選んだ1万円の格安スマホ 日本版エイサーは中国でiPhone6sなみの優れものだった

エイサー端末

中国に駐在や留学する時、日本で使っているスマホが中国でも使えたらいいなと思いますよね。

私も中国に移住する前に日本で1台購入しようと考えていたことがあります。

ただiPhone6sのような性能のいいものは高価ですしスペックもそこまでのレベルを求めていなかったので、そこそこ使えるだろうなという格安スマホから選ぶことにしたのです。

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6000円台湾メーカーの格安スマホ

日本で買える格安スマホはたくさんありますが、その中で中国でも使えるものは限られているようです。

「ファーウェイ」という中国メーカーのSIMフリー端末は現地でも使えるとネットでも紹介されていている格安スマホで値段も15000円からと手頃。

これに決めてしまおうかと思っていたのですがいろいろ見ているともっといいものがありました。

楽天モバイルで契約する時に購入できる機種で「Acer Liquid Z330」というのを見つけました。
これは「エイサー」という台湾メーカーの販売している端末。
エイサーはもともとはパソコン関係の会社のようで、日本でも最近はおなじみのメーカーのようです。
地元台湾でも有名な企業のようでエイサー製のパソコンや携帯などの家電が台湾のドラマなどの小道具にもよく使われているのを見ます。

Acer Liquid Z330 Android 5.1 / SIMフリー / LTE対応 / 4.5inch ディスプレイ / RAM 1GB / ROM 8GB

安売りにひかれて購入

ちょうどこの時、この「Acer Liquid Z330」が楽天モバイルの契約とセットで安売りしてたんです。
もとの値段は12000円くらいでそれが半額の6000円。
「Acer Liquid Z330」は台湾メーカーということで「ファーウェイ」のように中国本土でも使えるかどうか全くわかりませんでしたが、値段の安さにひかれて買ってしまいました。
楽天モバイルの店員に中国で使えるかどうか一応尋ねたところ「おそらく使えるはずです」の一点張り。
中国で使える確たる保証もないまま、私の安いもの好きのため購入したこの「Acer Liquid Z330」。
これを中国に持っていきぶっつけ本番で使用テストすることになったのです。

周波数のマッチは必須事項

上のように書くと中国で使えるアテが全くない端末を購入してしまったと思われるかもしれませんが、一応事前に最低限の下調べだけはしておきました。
まず確認したのは「Acer Liquid Z330」がSIMフリー機かどうかです。
当然のことですがSIMフリーでなけれ中国のキャリアのSIMカードを入れても読み込みません。
さらに「Acer Liquid Z330」がどの周波数の電波に対応しているのかということと、中国の携帯キャリアの扱う周波数。
これも契約するキャリアと端末の対応している周波数がマッチしていなければその端末は全く使いものにならないからです。
調べた結果この「Acer Liquid Z330」は幸いにも中国のいくつかのキャリアの周波数に合うようで、この時点では中国でも使える希望は全くないわけではありませんでした。
しかし周波数があっても実際使えるかはやってみないとわかりません。
中国では今まで予想外のことばかりだったので最後まで気を抜くわけにはいかないのです。

中国キャリアのSIMカードを購入

中国現地に到着しすぐにSIMカードを購入しました。
中国キャリアは「中国移動通信」「中国電信」「中国聯通」が主流で、私たちは以前上海でも使っていたおなじみの「中国移動通信」のSIMカードを購入しました。
はじめに妻のために日本で買っておいたiPhone6sにSIMカードを挿入してみたところ問題なく読み込み、電波をキャッチし始めました。
このiPhone6sはSIMフリー機で、噂どおり対応している国は幅広く中国のここ内モンゴルの辺境地でも使用可能。
しかもモバイルデータ通信においてはLTE通信もできていました。

問題の秘密兵器「Acer Liquid Z330」はどうだったかというと

iPhone6sが問題なく使えたので次にいよいよ私の「Acer Liquid Z330」のSIMカードを購入。
カードをマイクロSIMサイズにカットしてもらいバッテリーを外してセットしてみました。
電源を入れしばらくしても反応がありません。
やっぱりダメだったか、と思ったのもつかの間、なんと「Acer Liquid Z330」が電波をキャッチし始めたのです。
電波の強さもバリ3と普通に交信できているよう。
モバイルデータ通信をオンにするとネットもつながります。
その瞬間私は、「Acer Liquid Z330」買ってよかったーっ!、と心で叫びました。
もし使えなかったら6000円がパーですからね。
本当にその時は嬉しかったです。

時代はLTEですが

しかしちょっと気になったことが、
モバイルデータ通信は妻のiPhone6sはLTE通信できていたのに私の「Acer Liquid Z330」は3G通信しかできなかったのです。
端末の設定画面で通信パターンを切り替えれるのですが、LTE通信にはどうしてもできません。
まあでも、もともとそこまで求めてスペックの高い端末を買っていないので、そこはそれでよしとしました。
自宅にもWi-Fiがありますし屋外でインターネットをすることは全くなかったのでLTEだろうが3Gだろうが関係なかったんです。
ここは「Acer Liquid Z330」が無事使えたのここはでめでたしめでたしで締めくくりました。

キャリアを変えたらiPhone6sと同じくLTE通信が可能に

中国キャリアの「中国移動通信」のSIMカードを挿入した「Acer Liquid Z330」が3G通信しかできなかったのはキャリアと端末の周波数が合っていなかったためだと理解するまでにそんなに時間はかかりませんでした。
初歩的なミスですが「中国移動通信」の扱うLTE通信の周波数と「Acer Liquid Z330」の対応している周波数が合っていなかったのです。
しかし別の中国キャリア「中国聯通」のLTE通信の周波数は「Acer Liquid Z330」とマッチしているようで変えてみることに。
結果、LTE通信が見事にできました。
私的にはLTE通信自体はあまり使いませんが、中国でもこの「Acer Liquid Z330」の本来の性能を発揮できると証明できたわけです。
しかもキャリアを変更したことによる端末のANPなどの設定もいらず、iPhone6sと同様、SIMカードを挿入しただけで中国でも使えました。
中国では通話ぐらいしかしない私の立場から言えばiPhone6sも「Acer Liquid Z330」も性能は同じだったということです。

私もあまりこの方面に精通していないので確かではありませんが、SIMフリー機であり、さらにキャリアとの周波数が合っていれば中国でも使える機種は結構あるようです。
しかし中国は本当に思いがけないことがたくさん。
くどいようですが思いがけないことが多く、実際のところはやってみなければわからないのが中国です。
      →内モンゴルの道路はマリオカートのコースみたいなんです

今回私が中国でも使えると確認できた端末は「Acer Liquid Z330」、SIMフリーiPhone6sとソフトバンクのiPhone4s、5s、6sです。
しかもソフトバンクのiPhoneはSIMロックが解除されていないのであればそのままでは使えません。
中国で使うなら「Acer Liquid Z330」はAndroidファンで格安好みの人、値段を気にせず高性能が欲しい人ならiPhone6sSIMフリー機がおすすめです。

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