国際結婚は正解なのか 5年で考えて出た答え

私は中国のモンゴル民族の妻と2012年に結婚しました。

日本で籍を入れてから5年が経過しましたし、内モンゴルで結婚式を挙げてからもあと少しで5年です。

5年はあっという間に過ぎるという人もいるかもしれませんが、私にとって結婚というものについていろいろ考えることができるほど十分長さがあったように思います。

本当にいろいろ考えたんです。
二人のことから周りの人のこと、未来のこと。
そしてもちろんこの結婚は正しかったのか否かについても。

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結婚にもれなくついてくるハードル

結婚すると大なり小なりいろいろ問題が起きてくるもので、それは国際結婚であっても日本人同士の結婚でも同じなのは誰でも想像がつくと思います。

結婚すると一人の全く異なる個人同士が突然一緒に生活しはじめるわけですから摩擦が起きないはずがありませんよね。

すぐに思いつく結婚生活にまつわる問題の一つが食事や身だしなみ、生理整頓などの生活習慣に関する夫婦間のこと。
そしてもう一つが夫婦二人だけでなくお互いの両親や友達、親戚、子供によって引き起こされるものだと思います。

夫婦の間の問題は結婚する前のようにデートぐらいしか接点がなかった時と違い一つ屋根の下に毎日顔を合わせることになるので結婚前には想像もできなかった問題が起こります。

結婚前はデートのときだけ気を引き締めお互い気づかいながら気持ちよく過ごすことができていたかもしれませんが、一緒に生活して時間が経つと必ず気が緩んでくるのでボロが出始めてしまうからです。

例えば結婚生活が進んでくると夫婦の一方がもともとだらしない性格であれば片付けができずに部屋をちらかしたままテレビを見てしまうこともあるでしょう。
そんな時もう一方もだらしない性格であればいいのですが必ずしもそうとは限りませんし、たとえそうだとしてもだらしなさのレベルが異なれば相手のライフスタイルに我慢できずに摩擦は生じてしまいます。

そんな摩擦が生じたらそれを解決しなければ二人の生活はいいものにはならず、二人が解決を洗濯した場合ここにハードルが現れるわけです。


ハードルは意外に高い

人は結婚するまでには生まれてから20年以上は経つと思いますが、その20年間やってきた癖や習慣を変えることはなかなか難しいことだと思います。

例えば先ほどのだらしない性格ならば、帰ってきたら服を脱ぎ捨てるような行為や使ったものを元に戻さないようなこと。
これらを直そうと思っても20年間やってきて体に染み付いているので完全に直せるはずはありませんよね。

相手のことを気づかって直そうと思っても、四六時中気をつけてられるわけではなく、仕事で疲れて帰ってきたらそれどころじゃないこともあるでしょう。

だらしなさを注意された時に
「疲れて帰ってきたときくらい静かにしてくれ」
と仕事の大変さをわかってほしくて言い合いになることも必然です。

でもこのだらしなさといったような自分だけで解決できるようなことなら実はまだ大したハードルとは言えないと思います。

本当に乗り越えにくいハードルは二人意外のところ。

親、親戚、友達、両親、子供といった自分たちの力だけでは解決できない摩擦によって生まれるハードルでしょう。

上を向きたくなるぐらいどうしようもない問題も

結婚は二人だけでするものではないと言いますが、まさにその通り。
私の場合はこれは結婚前にはあまり感じず、結婚後にようやくジワジワと身にしみました。

さきほどのだらしなさの問題であれば時間はかかるかもしれませんが努力すれば相手の希望に添うように直せるはずです。
この私もだらしなさを直すために苦労しましたがかなりよくなった方だと妻に言われますから。

しかし本当のハードルと言えるのは夫婦以外の人間が関わってくるために生まれる摩擦によってできるもので、一番あるのは嫁と姑の仲、お互いの両親同士の仲だと思います。
結婚を題材にしたテレビ番組ではこのような話題を見ますし、どんな夫婦でも
多かれ少なかれこのような問題はありますよね。

嫁の作った料理に満足がいかない、家事が下手くそ、孫に対する両親同士の意見が合わずにらみ合いなどなど。

これらは両親の性格や人柄からくる問題なので自分たちではどうにもできない部分が絶対あります。
自分の悪い癖を直すのもかなり苦労するのに両親をコントロールするなんて不可能に近いですからね。

「嫁に文句を言うのをやめてくれ!」
「両親同士の意見の食い違いではどこかで妥協点を見つけてほしい!」

いくら言ったところで両親達がすんなりやめてくれるなんてことあるのでしょうか。

そしてさらに頭を悩ませるのがこれらの問題によって引き起こされる夫婦喧嘩。
両親達とは離れて暮らしていれば一時的に我慢すればよいのですが一つ屋根の下に住む夫婦は別。
両親問題のため毎日顔を合わせるたびに険悪なムードになってしまうのは想像するだけでもいやですよね。
それが原因で離婚なんてことになる可能性もありますし。

私たちの場合は国際結婚ということもあり、両親同士は言葉が通じませんし、面識も一度だけなのでこの点でいえば普通よりはハードルの出現率は低かったんじゃないかと思います。

でもやはり実家に住んでいたときは嫁姑問題、少なからずありました。


よりハードルが多く高くなりがちなのが国際結婚

文脈が国際結婚でなく国内結婚の方にそれていましたが、ここで戻そうと思います。

国際結婚の一番のハードルは言葉の壁だと誰もが思うはずですし、私もこれは間違いないと思っています。

でもそれはただ単純に言葉が通じにくいからというわけでなく、これによって派生する問題や複雑になる問題があるからです。

もし言葉が通じないだけなのであればわかり合えるまで辞書をひくなり筆談をするなりすればいいことでしょう。
しかし言葉が通じにくいことによって本来は問題でないようなことが問題になってしまうことが国際結婚にはつきものです。

例えば結婚生活の大きな楽しみである出産時期。
本来なら出産準備は男性である夫がやるべきことであるにもかかわらず、相手国の言葉が通じにくいため、自国の妻が妊娠して大きくなったお腹を抱えながらやらなければいけない。

辺鄙な場所に住んでいるため,ビザの更新のためにいくつも交通機関を乗り継がねばならず、時間を割いて二人で行かなければならない、といったようなものです。

でもこれぐらいなら夫婦間での問題なのでお互いに気持ちが通じていればなんでもないでしょう。

しかしここに夫婦二人意外が入ってくると問題が複雑化してきます。

例えば言葉が通じにくい姑と生活を共にし、料理や掃除、洗濯がうまくいかないことなんて簡単に想像できますよね。
いつでも夫がそばについていればいいのですが、毎日24時間というのは絶対無理なことです。

このような問題の多くはコミュミケーションによって引き起こされるものだと思いますし、またそれを解決するのもコミュニケーケーションです。
そしてコミュニケーションに重要なのが言語ですが国際結婚の場合はそれが
日本人同士の結婚に比べどうしても通じにくく問題になりやすくなってしまいます。

言語は何をするにも必要になってくるのでそれにハンディキャップがあるということはどうしても何かをする時にやりにくい、自分だけではできないとったマイナス要素になってしまうのです

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国際結婚は思わぬところにハードルがあるもの

国際結婚で言葉以外に問題になるのは文化、習慣の違いです。
食事、住宅、衣服、宗教、結婚観、人との付き合いなどなど対比するところはさまざまですが、これらの違いはほぼ全てハードルになりうるといってもいいでしょう。

食事が合わなければ、食べる楽しみがなくなります。
住宅でも床に寝る文化もあれば、それを汚いという国もあります。
衣服はそれぞれの国の気候を知り慣れなければ着こなすのは難しいです。
宗教は行動を制限されるほど厳しい地域もありますし、結婚観は日本は割と自由だとすら私は感じます。

慣れればいいと言いますが慣れようとするのはやってみるとなかなか時間と忍耐が必要です。
結婚するまでの20年間で染み付いてきたものは本当にとれにくいもので、私の場合は食べ物、住宅、気候などは割とすぐ慣れましたが、宗教的なことはまだまだ納得できないことも多く拒否反応もあります。

これは人による適応力の違いもありますから、相手国の習慣に慣れやすい人もいるかもしれませんが100%完全に適応はまず難しいでしょう。

国内結婚でも夫と妻のそれぞれの家庭で習慣が少しずつ違い、このような問題はあるかと思いますが、その数や種類はやはり国際結婚の比ではありません。

そしてこれらはやってみないとわからない、体験してみて初めて気づくようなことが多いく、結婚前では到底わからないことが多いです。

私の場合は妻側の家族が宗教を深く信仰しているのを知らずに結婚し、今まで無宗教だった私を困惑させましたし、住むところが辺鄙なためのあらゆる不便さというのは家を買い住んでみて初めて感じました。


切り抜ければ正解

国際結婚では多くなりがちなハードルですが、もちろんそれはカップルによって違います。
極端に言えば言葉もほぼ通じる、両親とも仲が良い、生活も安定、人間関係もこの上ないといった最高の条件であれば問題なんて皆無でしょうし、日本人同士の結婚の方がこれよりハードルは多いかもしれません。

重要なのはそんなハードルを二人で乗り切っていくことで、これができずに諦めてしまうと婚姻関係は破綻、離婚につながってしまいます。

離婚してしまえばそれでおしまいですし、今まで培ってきた二人の感情、費やしてきた時間やお金、苦労して乗り越えてきたハードル全てが水の泡になりますよね。

こうなってしまうとその結婚は間違いだったということになるのではないでしょうか。

ハードルを乗り越えるために二人で譲り合い我慢し合いながら結婚生活を続けていきお互い最後まで添い遂げればそれは絶対にその結婚は正解だと私は思います。

私の結婚生活5年間はほぼハードルを乗り越えることの繰り返しでしたし、今もまだ数多くのハードルが目の前にある状態です。

今のところなんとかなっていますが、途中で破綻しそうになったことは何度もありました。
しかしその度に夫婦でお互い助け合いいままで続けてきたわけです。
まだたったの5年と言えばそれまでですしだまだ未曾有のハードルが待ち構えているのは目に見えています。
でもまだ私たちは一緒に飛び越え続けていけることを願っています。

「いつかハードルはなくなるのだろうか‥。」
と思うことがありますが、それはおそらく私が間違いを犯したときだけかもしれません。

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