中国内モンゴルの山地草原旅行 遊牧民の移動式住居モンゴルゲルに泊まって放牧してみる

内モンゴルの夏は旅行シーズンの真っ最中。
草が生い茂り見渡すかぎりの草原の景色はとても爽快。
そんな草原の真ん中に建てられたモンゴルの移動式住居「ゲル」に泊まり牛の放牧をしてみました。

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草原の中にある移動式ゲル

妻の実家が内モンゴルの農村にもあり、その村ではどの家庭でも牧畜業を営んでいます。
村人達は普段、それぞれ村中の普通の家に住んでいますが夏になると草原に「ゲル」を建てそこに住みながら放牧をすることもあります。
村の中に住んでいる場合はウシ達を放牧するため村からウシを出し草原に行かなければいけないのですが、草原に住み込めばその必要はなく手間がかかりません。
特に飼っているウシの頭数が多ければこの方法は有効。
何十頭ものウシを村から草原にだすのは結構大変なようですしウシ達も草原の草を食べやすいので一石二鳥ということです。

ゲルに泊まる

私も親戚が建てたゲルに数日間泊まり込み放牧もお手伝いすることになったのですがゲルも放牧も初めて。
教えてもらいながらやることになりました。

私の泊まるゲルの中の設備はベットと食卓ぐらいの完全に宿泊専用の作り。
きれいに畳んである布団の上に猫が2匹寝転んでいます。
食事の調理は他のゲルで親戚がやってくれるよう。
携帯電波があるのでスマホは使えましたがテレビはありません。
夜はみんなで雑談しながらそのまま寝る感じです。
初めてのゲル宿泊でしたが野外キャンプのテントと同じようなもので違和感はありませんでした。
草原の夜はとても静かでときおり風の通る音とウシ達の鼻息が聞こえてきました。

旅行者向けに設置されているゲル

私の泊まったゲルは放牧目的なので簡素な作りですが、旅行エリアに設置されている旅行者専用ゲルならモンゴルの歌や踊りなどの演目を楽しめたり、カラオケや外でバーベキューをしたりできるところもあります。
そのようなところは設備がよく旅行を楽しみ尽くすよういろんなサービスがあります。

放牧する

ゲルに寝泊まりし朝起きて朝食をすませると囲い込んであったウシや羊を外に出し放牧を始めます。
すると動物達はすぐに近くに生えている草を食べ始め放牧はスタート。
ウシ達は思うままに食べながら少しずつ進んでいきます。

放牧のお手伝いをする私の仕事はというとそのウシ達に着いていきバラバラにならないように見ているだけ。
しかしウシは群れで行動する習性があるため滅多にそんなことにはなりませんでした。
あとはゲルから遠くに離れすぎないように誘導。
ウシ達は基本動きがのろく歩くのが遅いのでこれも難なくできます。
やってみたらこれといってすることがなくゆっくりと進んでいくウシを見ているだけでした。

ウシは協調性あります

ウシ達は群れの先頭のウシに着いていっているようで、そのウシが進路を変えればみんな着いていきます。
私の番をしたウシの数は30頭余りですがみんなおとなしくはぐれたりはしませんでした。
基本は草ばかり食べていますが水が飲みたくなれば川へみんなで行き、一休みなら木の下の木陰にみんなで腰を下ろして休むのです。

ウシ達のこのような習性のため、ある飼い主はウシの群れに着いていかず放ったらかしにする人もいるよう。
たまに群れの様子を見に行くだけでずっとウシに着かずに放牧する離れ業を使う人もいるのです。
しかしウシも生き物。
100%人間の都合のいいようにいくはずはありません
聞くところでは目を離したすきにウシ達が2組、3組に分かれてしまい探すのに苦労したとか。
広い草原でウシを探すのは本当に大変そうです。

内モンゴルの自然

内モンゴルに旅行に行くとわかるのですが草原には珍しい花や動物、変わった地形、景色などみると面白いものがたくさんあります。
私も旅行や放牧で何度か草原に出ましたがその度に発見の連続。
ぜひ草原旅行に行くときは散策に時間をとってほしいものです。

ゲルに帰ります

日暮れ前には放牧もキリをつけてウシ達を帰路につかせます。
ウシの群れを自分のゲルの方に追い立ててやるとウシ達も帰らなければいけないのがわかるのか草を食べるのをやめゆっくりと歩き始めます。
群れの中にはまだ草を食べたそうなウシが何匹かいるようで、立ち止まったりするのですが、私もウシの群れの最後尾についてそれらを追いやり帰るように仕向けました。

ゲルの傍に囲い込む網がありそこにウシを追い込んでいきます。
これは一人ではなかなか難しいので親戚も手伝ってくれました。
すべて囲い込めば教の仕事は終了。
作っておいてくれたご飯を食べてゆっくりするだけです。

ウシの放牧は私のような初心者でも難しいものではありませんでしたが、羊はというとウシとは違い動きが素早いのでそうでもなさそう。
内モンゴル旅行中に一人で何百匹という羊の番をしている人を見たことありますがとてものんびりしているようには見えませんでした。
機会があったら体験したいものです。

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