1等賞はなんと和田玉アクセサリーの90%OFF券 中国で生活するなら購買の落とし穴に注意

いつだったか中国内モンゴルの百貨店に買い物しに行ったことがありました。
ちょうどその日は中国の祝日。
その百貨店では一定額買い物をするとくじを引けるキャンペーンをやっていたのです。

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中国百貨店のキャンペーン

百貨店内で300元以上買い物をするとくじが引けるキャンペーン。
私たちも服や小物などを買い、購入額を合わせると300元以上だったのでくじを引きに行きました。
そのくじは箱の中に手をいれて中から紙くじを1枚ひいてくるというもの。
日本でもおなじみのやつです。

なんと1等賞が

その時はくじ運がいいという妻がくじを引くことに。
念入りに選んだ1枚を妻が箱から取り出し開けてみるとそれはなんと1等賞。
私たちは今まで宝くじなどいろいろなくじをひきましたが1等はこれが始めてで私も妻も大喜びでした。

その1等賞の内容は百貨店内の指定されたあるアクセサリーショップの商品をどれでも90%OFFで購入できるというもの。
これは千載一遇のチャンスだと思い私たちはその指定されたお店に向かっていったのです。

百貨店の中の指定されているアクセサリーショップへ

そのアクセサリー店は固定された店舗ではなくショーケースだけ並べられている特設店舗。
ショーケースの中には緑色の石をあしらった指輪が並べられていました。
指輪の輪の部分は銀でつくられていてそれに緑色の石がはめ込まれています。
あしらわれた石も指輪ごとに大きさがさまざま。
その石の大きさによって値段が決められているようで大きい石のものほど値段が高くなっています。
値段はというと一番小さいもので600元、高いものでは5000元と結構高額な値札がついています。

この石は?

その緑色の石は何かと定員に聞いてみると「和田玉」といいとても価値があるものとのこと。
値段を見てくださいと言わんばかりに値札を私たちに見せつけてきます。

その時の私たちには和田玉がどんなものかわかりませんでしたが、あとで調べてみると新疆ウイグル地区でとれる中国4大名玉の一つということで貴重なもののよう。
色も何種類かあり緑色のもその一つでその色によって価値も変わってきます。

そんな和田玉が90%OFF

私たちは当初「和田玉」がどんなものかということや、その価値すらもわかりませんでしたが90%OFFというチャンスを逃したくないという思いからどうしても一つ買いたい衝動に駆られていました。

万が一この「和田玉」の価値が店員のいうような価値はなかったとしても90%で買うのであれば指輪の銀の価値ぐらいはあり損はしないだろうと思ったからです。

高額商品ならさらにおトク

その特設アクセサリーショップにあるどの商品を選んでも90%OFFなので選んだ商品の値段が高ければ高いほどOFFされる金額も多くなりトクをします。
なので私はその時の財布の許すかぎりできるだけ高いものを買おうと思っていました。

そして選んだ指輪は3000元の値札がついていたもの。
90%OFFなので300元で購入し2700元のトクです。
日本円にすれば4万円ほど節約できたのでかなり大きいと思っていました。

しかしそれもつかの間すぐにそれはまやかしだとわかったのです。

モンゴルアクセサリーショップ

私たちは指輪を90%OFFで手に入れたあとその百貨店の別のフロアにある他のアクセサリー店に入りました。
そのアクセサリーショップはモンゴル独特の装飾品などが売っていてモンゴル民族である私の妻の目を引いたのです。
そのお店には銀装飾品や珊瑚のアクセサリーなど並んでいてとてもきれい。
お店の店員もモンゴル民族で妻とも話がよく通じ、話しやすい人でした。

私たちが話をしながらきれいに並べられている商品を見ている時、ふと緑色の石がついた指輪が目に留まりました。
それはさっき90%OFFで購入した和田玉のあしらわれた指輪にそっくり。
石の大きさもちょうど同じくらいでのその指輪の値段をふとみてみるとなんと300元。
私たちがさっき払った金額と同じです。
もしさっき買ったものと同じものなら3000元の価値がありそのままの値札がついていてもいいはず。
アレッと思った私達はさっきかった指輪を取り出してこのお店の店員に見せたのです。

モンゴル民族の店員にどこから買ったのかと聞かれたので私たちはさっきのお店のことを話しました。
するとその店員は私たちの買った指輪について話してくれたのです。

10倍の値段

その店員が話してくれたのはさっきの特設店舗で売られているものについている値札はどれも相場の10倍の値段がつけられていること。
そしてその値段を信じて品物を価値のあるものと判断し買っていく客がいるということでした。

つまりさっき私たちが特設店舗で買った指輪は90%引きにされた値段こそが正規の値段。
300元だして3000元の物を買えたつもりがそうではなかく、もともとの相場で買っただけのこと。
1等賞が当たり90%OFFで買い物ができると私たちは思い込まされ本来なら買わないものを買わされるはめに。
見事にキャンペーンの策略にハマってしまったわけです。

更に恐ろしい話が

モンゴルアクセサリーショップの店員がこんな話もしてくれました。
それはついている値札の値段のまま購入してしまう人がいるというのです。
お金に余裕がある人は値段を気にすることなく価値があると思ったら買っていってしまうとのこと。
あまり宝石に知識がない人でも値段と店員の説明だけで買ってしまうというのです。
つまりさっきの店でなら相場の10倍値段で購入する人もいるということ。
お金持ちだからできることかも知れませんが無知というのも怖いものです。

結局私たちが買った指輪はそこまで価値のないもののよう。
和田玉も色によって高価らしいのですが緑色はそこまでではないようです。
まあでも私たちも策略によって買わされたとはいえ相場の値で買ったので良しというところでしょうか。
損はしていないと信じていいと思っています。

中国で売られている衣服や装飾品についている値札の金額が当てにならないのはよくわかっていました。
しかし私たちは1等賞にあたったということ、さらに90%OFFという言葉がそれを忘れさせ私たちにまともな思考をさせなかったのでしょう。
1等賞と聞くと人は結構舞い上がるものです。
さらに係員から「おめでとうございます」なんて言われたら夢心地でまともな思考回路ははたらきません。

中国では物の値段設定の自由度が高く適正な金額で買い物ができないことが多々あります。
特に装飾品やクルマ、家具など特別な時にしか買わないものではその金額が大きくなりがち。
それに安売りやキャンペーンなどの要素が加わればついつい購買意欲がわいてしまうもの。
特別な買い物は冷静さを失いがちになり正確な判断ができないこともあるかも知れませんが気をつけるべきです。

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