中国内モンゴルの超マイナー旅行で農村部へ いつのまにかミステリーツアーに

初めての内モンゴル旅行は順調に進み目的地の一つであるその時の彼女(今の妻)の実家にも予定どおり行くことに。
彼女の実家は都市からはなれた農村部でそこへの移動中には忘れられない思い出があります。

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夕暮れ時に街を出る

妻の実家の農村から60㎞ほど離れた街からクルマで出発。
7時前の夕暮れ時で太陽が沈み始めていました。

街から村までは草原の中を通る一本道なので向こうの方まで景色が見渡せ太陽が沈んでいく様子がクルマに乗りながらもよく見えたのをおぼえています。

日本では建物や地形のため陸地では日の出や日没を最後まで見ることはあまりありませんが内モンゴルの草原では当たり前の光景。
草原にでれば地平線は大体の場所で見ることができます。

真っ暗な道を進む

日が沈み辺りが暗くなってくるとクルマのライト以外の明かりはほぼ見えなくなりました。
村までの道自体は中央分離帯のある2車線ずつの道路。
しかしそれだけの道なのに街灯が一つも設置されていません。
内モンゴルだけでなく中国の農村部ではこのような道はよくあります。
草原の中を通る道↓↓
内モンゴル 道
そのような道ではたまに行き違うクルマやたまに通り過ぎるいくつかの村の民家の明かりが窓からこぼれている光意外、明かりという明かりはありません。
自分の乗っているクルマのライトを消してしまえば一筋の光さえない本当に真っ暗闇の世界です。

なので今自分がどのような場所にある道を走っているか全くわからないのです。
妻の実家とはいえ、自分では全く見識のない土地に向かって走るクルマに乗せられただ目的地に着くのを座って待っているだけ。
知らず知らずのうちにミステリーツアーになっていたのです。

クルマの前を横切るのは

内モンゴルを旅行するとわかるのですが草原には動物がたくさんいます。
牧畜農家が放牧している家畜のほか野生動物もちらほら。
そんな動物が夜の道を走っているクルマの前を突然横切ることがあるのです。
夜になれば人が飼っている家畜達は家のかこいの内に入れられることが多いので飛び出してくるのだとしたら野生動物。
大体はリスかネズミのような小さな生物ですが、まれに鳥だとかが飛び出してくることも。
どの動物も日本の都市部のノラ猫と同じようになぜかタイミング悪くクルマの前を横切ろうしてきます
後部座席に乗っている私もヘッドライトに移るその様子は見てヒヤッとしたもの。
その時の運転手は私も妻も面識のない人でしたが地元の人らしく慣れているようでまったく動物を気にしていないよう。
私もこちらで生活し始め自分で運転するようになってようやく慣れましたが、初めてこの辺りを通るような旅行者は驚くはずです。
内モンゴルへの観光目的の個人のクルマが事故に遭ったという話を何回も聞いたことがありますし私も数回見たことがあります。

速度を落とす

草原の中を走る村までの一本道はほぼ直線。
慣れている人は真っ暗闇とはいえ100㎞以上のスピードでクルマを走らせます。
私と妻を乗せたクルマの運転手もかなり飛ばしていました。

出発して1時間ほど経過したころ運転手はスピードを落とし始め、私は村に着きそうなのだと思いました。
村にある民家の明かりらしきものがいくつかあるのが見え、クルマは本道をそれそちらのほうへ。
舗装されていない道を明かりのほうにゆっくり走っていきました。

闇は人を不安にさせる

妻の実家の農村は現在、旅行者の宿泊地として解放されていますが、私がはじめて行ったときはまだまだ開発中。
村は街灯もなく真っ暗。
そして道も舗装されていないでこぼことした土の道で石も大小のものがゴロゴロしています。
クルマをガタガタとゆらしながら走りにくそうな道を運転手は無言で運転しています。
人陰が一切見えず私たちを乗せたクルマの音以外何も聞こえません。
人の住む村とはいえあまりに暗く静か過ぎて私は大変なところに来てしまったという気持ちになりました。

暗闇を進むクルマのヘッドライトで照らされる景色を息をのみながら見るしかない私。
そんな私を乗せときおり見える石が積まれただけの民家の壁や、土の道に転がる大きな石をよけながらクルマはゆっくりと村の奥へとはいっていきます。

何回か曲がり角を曲がりどこをどういったのかもうわかりません。
隣に座っている彼女も無言のまま前だけを見ています。

全く知らない人に、全く知らない土地に連れてこられ連絡手段もありません。
いやな予感が頭をよぎりました。

誘かい‥‥。

そうやって不安を憶えたのもつかの間、私たちを乗せたクルマは一つの民家の前に止まったのです。

母娘再会

私たちがクルマから降りると民家から住人が出てきました。
すると彼女が
「お母さん」
と呼びかけ、私はそこでここが彼女の実家だと知りました。
ほっと一息。
クルマの中では私だけでしょうが不安が一気にとけました。
ミステリーツアーの目的地にようやく着いたのです。

こうして無事に彼女の実家に着いたわけですがこれはこの旅行の日程のごく一部。
次の日も驚きの連続でした。

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