道路がまるでマリオカートのコースのよう 中国内モンゴルを走る日本人ドライバーが日本の交通事故について考える

中国の面積は日本の約26倍。
中国はその国土の広さのためか日本のように道路整備がすみずみまでいきわたっていません。
主要都市は別ですが、私のいる中国の辺境地ではアスファルト道路があればいいほう。
場所によっては砂利道や草原の上の車の通った後の轍をたどって走ることもあります
そんな中国内モンゴルをこの前購入したクロスオーバー車、スズキのSX4 S-CROSSで走った感想を紹介します。

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内モンゴル草原の中の道路

私の住んでいる町は草原に囲まれていて、ひとたび街から出れば草原が広がっています。
そんな緑と真っ青な青空だけの世界を走るのはかなり気持ちよく開放的です。
子どもの頃に遊んだレースゲームの一場面で見たことがある景色に似ていますが、ゲームの世界で走るのと現実世界で走るのはかなり違います。
私がよく走る道路は高速道路として使われていている所や農村から農村へ続く細い一本道、山を超える急勾配の道などいろんなシチュエーションがあって楽しめます。
しかし日本で走るのと違い、道中予想だにしないできごともあり楽しんでばかりいられないのが現実です。

日本と違う中国交通ルール

日本と中国の交通規則の大きな違いは2つあります。1つは中国は日本と違い右側を通行すること。もちろんこの辺りの車は右ハンドルが主流です。
2つめは交差点の信号が赤の場合、直進、左折はできないけど、安全ならば右折は認められているという事です。
日本で言うなら信号が赤でも左折はOKということ。日本でも信号でこのようにコントロールされている所もありますよね。
中国はデフォルトでOKです。

日本ではあまり見られない現象

中国辺境の道を走ると障害物が時折出現します。
運転は遊びではありませんが障害物によっては子どもの頃にあそんだマリオカートを彷彿とさせるものも。
友達も「中国の道路はどんな可能性でもあるよ」といっていたほど。
私も始めは想像もつかないようなことがあり慣れるまでは大変でした。
ここではそんな私が遭遇した奇想天外な事(物)について紹介していきます。

・牛や羊の動物

牧畜農家の集まる村があり放牧されている牛や羊のほか馬やニワトリなどが道路に出てくることがあります。
道路に飛び出してくるようなことは今まではありませんが 牛や馬は一車線を塞ぐほど大きいので、もし突然走ってこられるとかなり危ないです。
また羊飼いのひとが何百匹の羊を連れて道路を横切ることもあります。

・石炭や石

内モンゴルのこのあたりでは暖をとるのに石炭を使ったり、石を使って塀や牛舎の土台をつくったりします。
この石炭や岩石を採掘場からトラックに積んで運ぶわけですが、そのとき荷台からこぼれ落ちたものが道路に転がっているのです。
こぼれる原因は積み過ぎだったり、道路の浮き沈みによるものだったりするのですが、運んでいる運転手はこぼれても気づきません。
大きいものでは10キロ以上の固まりが落ちていて、それにぶつかってしまったら車がコントロールできるかは難しいところです。

・果物

これは一度しか見たことがありませんし私がバスに乗っていた時に遭遇したのですが、リンゴやバナナなどがまき散らされていたことがありました。
なぜ落ちていたかかは不明です。
バスをとめて拾いにいった人もいました。

・干し草を固めたもの

牛や羊に食べさせる草を推し固めた物です。
これも輸送している最中に落ちたもでしょう。
大きさは一辺大体50センチぐらいの直方体で重くはなくぶつかったとしても、大した影響はないでしょう。
しかし高速で走っている所に突然これが現れると何かわからず急ハンドルを切りそうになります。
これを見つけた時は車に積んで義母にあげました

・小動物

ネズミかリスのような小動物がたまに道路を横切ります。
深夜でも活動していて突然出てくるとヒヤッとする。

・逆走してくる車

前を行く車がなんと逆走車だったこともあります。
高速道路なのに平気で逆走してくるから危なくてしょうがない。
日本だと老人が高速を気づかず逆走するけどこちらは確信犯です。

・何台も連なって走ってる風力発電用の長いプロペラを運んでいるトラック

こちらでは草原の中に風力発電機がよく設置されています。
発電機一基につき3本のプロペラが回っているのはご存知の方も多いと思います。
プロペラ一本の長さは普通車3、4台分だと思いますが、これを一本づつトラックで運んでいてそのトラックが3台連なってしかもゆっくり走っていることがあるのです。
二車線の道路なら簡単に追い越しできますが、方側一車線ではなかなか難しく気合いがいります。

・アスファルトがめくれてボコボコになった道

ところどころアスファルトがはがれて凸凹している道があり、その穴の深さは20センチぐらいの深さになることも。
反対にアスファルトが20センチほどもりあがっている所もあり普通車ではうまくよけなければ車の床がぶつかってしまうほど。
そんな道が何キロも続いていて車は蛇行を繰り返しながら進みます。
中央分離帯もないので対向車と凸凹、両方に注意が必要でかなり体力の消耗する道路です。

・事故車

高速道路でも道路条件が良くないのです事故は多いです。
地元の人なら何が危険か、どこを注意するべきか知っているのですがそうでない人は普通に高速道路の感覚でスピードを出して走っていしまいます。
そんな人は運が悪ければ上記のようなものにで出くわし事故をおこしてしまうというわけです。

現実にこういう道を運転するとかなり疲れます。
今思うと昔やっていたレースゲームは人の命もかかってないし車をぶつけても壊れない、かなりお気楽だったなーと思うばかりです。

お寺にお参りに行く時の道

こちらのでは内モンゴルの仏教を信仰している人も多くお寺も各地にあります。
そんなお寺は山奥にあったり主要道路から離れた場所にあることが多いんです。
そのためお寺に続く道は草原の中を行くこともあれば砂漠地帯も行くことがあります。
特に石がごろごろした岩山の中を行く時は大きい石をよけながらだったりタイヤに気を使ったりと大変です。
しかし苦労して行くだけありお寺ではすばらしいご利益がいただけます。

月明かり街灯がわり

中国の辺境地は高速道路といっても街灯はありません。
車のヘッドライトだけをたよりに暗闇を進んで行くわけです。
当然ハイビームで進み、対向車が来るとロービームにしてお互いの視界を確保しますが、中にはそんなマナーを守らない人もいます。
人はほぼ100パーセント歩いていませんが、それでも何も光で何も見えない所を進むのはかなり勇気がいります。

こちらで運転していると日本の道路状況は設備がいき届いていると感じます。
これは国土がせまく道路自体も少ないからかもしれませんが、車で走る人にとってはありがたいものです。
日本はそんなに恵まれている状況なのに飲酒運転やスマホ運転などによる事故が耐えません。
これは明らかに自分勝手な運転者の過失による事故でこのような事が起こる事は私は同じ人として残念です。
運転するのに交通ルールを守らなければせっかくの整備された道路が意味がないように感じます。
恵まれた環境のせいで自分しか見えなくなるのだとしたらその環境は本当に必要か疑問に思うところです。

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